【授業科目】脳とホルモンの行動学
理工学部物質生命理工学科 千葉 篤彦 教授
- 教育・授業
我々人間は、理性や思考などを司る新しい脳と、情動や性欲・食欲などを司り個体維持や種族保存など基本的な生命活動にかかわる古い脳とを持っている。この古い脳の働きは人間もネズミと大差は無く、形態的にも機能的にも明瞭な雌雄差が認められ、またホルモンの強い影響下にある。人間の行動や心の動きはこの古い脳とホルモンによる支配を免れることはできない。本講義では哺乳類を中心としてホルモンと脳の雌雄差、そしてそれに基づく様々な行動発現のしくみなどについて、生物学的、行動生理学的、心理学的側面から概説する。本講義は全学共通教育におけるカリキュラム・ポリシーの3.「共生と世界」の分野に相当する。
担当教員
千葉 篤彦Chiba Atsuhiko
理工学部物質生命理工学科