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Sircle サッカーを通して社会貢献

  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
  • 課外活動団体

サッカーを通して、社会貢献!?Jリーグや大企業、地域など、多くの方々と関わりながら、面白く、有意義な社会貢献活動ができるサークル、Sircleを立ち上げたドイツ文学部2年の内海貴一さんにお話を伺いました。

–1.創立の背景について教えてください。
Sircle創立のきっかけは現在のSircle顧問であるドイツ文学部の小松原ゆり教授でした。サッカーが盛んであるドイツの文学部として、取り組みたいことがあるのだが、サッカーが好きな生徒はいないかと教授から提案いただき、私がぜひ取り組みたいと思い一緒に始めたのが創立のきっかけです。

Sircleとしての活動内容にあたる、サッカーを通じた社会貢献、社会連携を取り組むこととなったきっかけ、原点は、私が小学生の時に経験したことにあります。私の小学校グラウンドの天然芝化プロジェクトをFC東京様が取り組んでいただいていました。その天然芝の上で走り回ったのは良い思い出です。また、FC東京様の選手の方々が学校に来て、生徒との交流会を実施いただいた時、サッカー選手のかっこよさに魅了され、中高ではサッカー部に入部しサッカーにのめり込んでいき、大学ではサッカーを通した社会貢献活動に取り組みたいと思うようになりました。

–2.現在の活動内容(今年取り組んだ活動)を教えてください。活動を通じて、周りの人々や社会を変えることができたと感じていますか?

Sircleは主にJリーグの「シャレン」活動の企画立案、協力や情報発信を行なっています。シャレンとは社会連携活動をカタカナ表記にしたもので、地域・社会のためにJリーグ、Jクラブ、企業、自治体、団体、地域住民の方々と関わってアプローチしていく活動です。これをどういった形で実現するかというところをSircleが考えて実行しています。SDGsが流行る前から、いろんなSDGsに関連するテーマの社会貢献活動をJリーグはシャレンを通してやっていました。例えば農業応援、地域農家を応援する、障害児童のためのスタジアムの運営などです。

このようなシャレンの活動を広めることにもSircleはSNSや講演会を通して取り組んでいます。例えば、「ドイツのスポーツ文化を考える〜ブンデスリーガからJリーグシャレンまで〜」というzoom講演ではシャレン室長の鈴木順様、Jリーグの模範となったドイツサッカーに詳しい明治大学法学部教授の釜崎太教授に登壇いただき、日本のサッカー文化についてお話しいただきました。

またその他のサッカーの文化や魅力を実感したり、伝えるアクティブな企画にも取り組んでいます。Sircle内ではスタジアムの雰囲気やサポーターの熱量を感じることでサッカーを知るために、試合観戦をしています。また、Jリーグのプロのシャレン活動をアマチュアにおとしこんだ、上智大学サッカー部や地域とコラボした擬似シャレンにも取り組んでいます。実際のシャレンは企業様などが関わる大規模なプロジェクトなので、リスクも伴ってきます。アマチュアレベルにおとしこむことで、身近な人たちに、手軽にシャレンについて知ってもらうためでにこの企画を立ち上げました。今年2022年の1月に上智大学サッカー部と連携して「第一回ウォーキングサッカー大会」を実施しました。接触せず、走らず歩きながらサッカーをしてたのしもうという企画です。在校生、新入生や地域の人々やお子様連れの方々など、28名の参加者に参加いただくことができました。

–3.活動を通して困難だったことはありますか?

社会や大人の方々からは評価いただけるのですが、新しい取り組みなので学生の理解を得るのが難しいということです。有意義な活動をしているので、ぜひたくさんの人にメンバーとして参加していただきたいのですが、なかなか集まらない状況です。Jリーグの方々などからご協力はいただいていて、活動の体制は整っているので、認知や理解が進めばより良い活動ができると思っています。

–4.シャクル様が目指している、もしくは意識しているSDGsはありますか、またその理由は何ですか?(SDGsについてどう思いますか?活動はSDGsに関連していると思いますか?)

私たちはさまざまなシャレンの活動を通して全てのSDGsを目標としていますが、どの活動でも共通している目標は、SDGs17「パートナーシップで目標を達成しよう」です。SDGsの取り組みがより盛んになってきたことによって、どなたもSDGsは互いに協力していかないと達成できないことがわかってきたと思います。jリーグは日本に根付き、社会的な価値を高く持っています。そんなjリーグやjクラブとともに、さまざまな団体
や人を集め、協力し、課題にアプローチするシャレンの活動を推進していくことを目標としています。私たちはシャレンに興味がある学生の窓口となって、学生がシャレンに関わりたくなった時に「Sircleという団体があるよ」ということを提示していきたいです。

–5.サッカーを通してパートナーシップを大事にしながら社会貢献活動に取り組む理由、背景はなんですか?

Sircleはドイツのサッカー文化を意識して活動しています。ドイツには地域ごとにスポーツ施設があり、そこで平日はサッカースクール、土日はサッカー観戦をしてからご飯を食べる、地域交流の場があります。このコミュニティのメンバーはサッカークラブにお金を出したり、クラブの方針も会議したりして自主的に参加しています。このように皆が、エネルギッシュになり、ちょっと真面目なことにも取り組んでいくようになる、そんな魔力がサッカーにはあると思っているので、サッカーを通して協力しあい、社会貢献活動をすることを大切にしています。

–6.読者へのメッセージをお願いします!

サッカーの競技性を求める人でなく、サッカー文化が好きでサッカークラブに直接関わりたい人や、またはサッカーが好きでなくてもボランティアをやりたい人にSircleをお勧めします。また、私たちの活動を通して、いろんな企業とコラボしながら新しい事業や企画を始めることができるため、就職活動や起業に興味がある人にも役立つと思っています。何をやりたいかわからないけど、なにか学生生活やっておきたい、充実させたい人にもおすすめです。プロサッカークラブという地域に根付き、高い知名度を誇る存在とともに活動できるので、大きなことを実現できます。そこを知っていただいて、ぜひいろんな方に参加いただきたいです。

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