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SDGs

上智大学は、1913年の建学以来、カトリックの伝統とイエズス会教育の特徴を受け継ぎ、多様な人々の相互の出会いと対話をとおして、現代世界を分断する諸課題の解決に向け、「隣人性」と「国際性」を基盤とする教育研究活動を展開してきました。
価値観の多元化が進む時代の中で、国際的視点で社会や地球を見つめる視点をもち、人々の心が求めるものを察知して積極的に応えようとする姿勢は、SDGsへの取り組みを進める上でも大切な礎となっています。「叡智が世界をつなぐ」の言葉にこめられた建学の理念のもとに、持続可能な人類社会の発展と人間の尊厳を守るために上智大学が取り組んでいる様々なSDGs実現のための活動を紹介します。

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About Sophia University SDGs上智大学のSDGs

上智大学長 曄道 佳明

学長メッセージ上智大学長 曄道 佳明

上智大学はカトリック、イエズス会の大学としての確固たる建学の理念、教育精神に基づくミッションを有し、国際性に富む大学として発展を遂げてきました。校名「Sophia University」の「Sophia」はギリシャ語に由来しており、その意味は「人を望ましい人間へと高める最上の叡智」です。この「望ましい人間」とは、公正であること、隅に追いやられた人に寄り添い、ともに歩み、使命をもって世界の諸課題に対して当事者意識を持てる人間を指しています。

創立以来、上智大学が掲げる「他者のために、他者とともに生きる人」の育成の成果は、国連をはじめとする国際機関やビジネス界、NGO、教育界など幅広い分野において、個々の能力を社会に還元し活躍する多くの卒業生に見ることができます。このことは、卒業生が、専門、教養、語学力のみならず、学生生活を通して校名に込められた精神を醸成し、それを社会で発揮、実践してきた証でもあります。

貧困、食糧、環境、教育、倫理など、現代世界の諸課題に立ち向かうSDGsは、持続可能な世界を実現するためにこの地球に住むすべての人が意識すべき目標であることは周知のとおりです。創立以来の伝統の中で、本学が公正、共通善、国際公益に貢献するという意識を持って進めてきた教育、研究、社会貢献の取り組みは、まさにSDGsに共鳴する私たちの誇りでもあります。一方で、社会の急速なグローバル化と劇的な高度情報化の中で、決して私たち単独ではこれらの課題に立ち向かうことができないことも謙虚に認めなくてはなりません。

SDGsが注目され、様々な組織で多様な取組が行われていることにも目を向け、これまで以上に国内外の様々な組織や個人とのつながり、連携を大切にしながら、自分たちができることを探し続け、「誰一人取り残さない(Leave No One Behind)世界」、また「地球環境と人間社会の調和」の実現に向けて引き続き力を尽くしていきたいと思います。ここでは、上智大学が鋭意進めてきた多様な取組みを紹介いたします。ご覧いただき、この取組みへの本学の強い気持ちを共有して頂ければ幸いです。