教員 Researcher
3:すべての人に健康と福祉を
- 研究プロフィール
- 人の知覚・認知プロセスとメカニズムについて,実験心理学的な手法を用いて研究を行っています。特に,視覚や聴覚,触覚など複数の感覚情報が交わって知覚・認知が生じる過程である多感感覚相互作用に関して興味・関心を持って取り組んでいます。我々がどのように世界を認識しているか,という基本的なトピックに関する研究に加えて,知覚・認知の仕組みを個人差として捉える視点からも研究を行っています。
総合人間科学部心理学科 教授
- 研究プロフィール
- 地球の周りを定期的に回る衛星にはさまざまな波長帯のセンサーが搭載されており、地球表層のあらゆる状態の空間的な広がりや時間的な移り変わりを記録している。このようなデータは炭素及び水循環の解明に広く使われており、近年地球温暖化や気候変動の研究で重要性が高まるとともに国境を超えたインフラストラクチャーとして共有し合い、発展し続けている。特に、陸域で一番大きい二酸化炭素の吸収源である森林を含む植生域は衛星センサーで探知しやすい特徴的な生態系であるため、二酸化炭素吸収量や放出量を計算するために衛星データが必須となっている。このような背景で昼間には太陽光日射量、気温、湿度など植物の光合成量に影響を与える気象条件に基づいて光合成によるCO2の吸収量を、又夜間には呼吸によるCO2放出量、及び火災による炭素の消失量を計算し、森林の変動に伴うCO2の変化を推定するモデルを構築することを主な研究テーマとして行なっている。研究事例としては、インドネシアの泥炭林、東アジアの森林、奄美大島のマングローブ林などがある。水循環の観点では土壌水分量研究と水質推定などがあり、特に水質はアフリカに展開することを目標に進めている。
地球環境学研究科地球環境学専攻 助教
- 研究プロフィール
- Carola Hommerich is a Professor at the Department of Sociology, Faculty of Human Sciences, and a core faculty member of the Sophia Program for Sustainable Futures (SPSF).
Her research interest centres on the interrelation of social and subjective well-being. She specifically analyses how experiences of precarity, status anxiety and social exclusion relate to subjective well-being, and how different types of social capital mediate this relationship. Analysing Japanese society in comparative perspective, she has been working with different conceptualisations of well-being, utilizing standard measures of well-being as well as culture specific measures.
Recently, she is also working on attitudes towards climate change, with a specific interest in how environmental attitudes and perceptions of individual efficacy translate into pro-environmental behaviour.
総合人間科学部社会学科 教授
- 研究プロフィール
- 専門は英語教育学。CLIL(内容言語統合型学習)を用いた英語教育が言語学習および内容学習に与える効果について研究をしている。また、発音教育に興味があり、ネイティブの話す英語に限らず、ノンネイティブ英語の特徴を持つ多様な英語である、リンガフランカとしての英語(English as a Lingua Franca)や世界英語(World Englishes)を上手く理解するための英語教育について研究している。
言語教育研究センター 特任准教授
- 研究プロフィール
- 医療サービス市場を対象に、保険制度や規制などの諸制度が、病院・診療所に代表される医療提供者の行動にどのような影響を与えるのか、その影響は市場の成果やコストの面から見てどう評価できるのかについて研究している。
また、2017年には上智大学・人間の安全保障研究所を設立し、貧困、環境、保健医療、移民難民、平和構築の5つを国際社会が抱える「人間の安全保障」上の重要な課題として位置づけた上で、社会科学研究を通した課題の解決、人間の安全保障の実現に取り組んでいる。
経済学部経済学科 教授
- 研究プロフィール
- 専門分野は流域環境科学とサステナビリティ学。サステナビリティは環境、経済と社会三つの柱があるが、水は三つの柱をつなげるネクサスである。水の視点から環境、経済と社会を統合的に研究することが出来る。よりよい水の量と質のマネジメントはSDGs達成の重要なカギである。ただし、従来の縦割り学問分野では水問題を根本的に解決できない。学融合アプローチによる水とサステナビリティの関係を研究し、水観点からSDGsへのロードマップを模索している。
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授
- 研究プロフィール
- 専門は開発経済学で、途上国における貧困や農業、環境に関する問題について研究しています。過去に開発コンサルティング会社や国際協力機構(JICA)で政府開発援助(ODA)の実務に携わった経験があり、これまでバングラデシュを中心に、フィリピンやベトナムなど主にアジアでの調査・研究やODA事業に参画してきました。現在は特に、人工衛星データや地理情報システム(GIS)を活用した政策・事業評価を行っています。学内では他に人間の安全保障研究所に所属し、また基盤教育センターのメンバーとしてデータサイエンス教育の企画・運営にも携わっています。
経済学部経済学科 准教授
- 研究プロフィール
- 哲学の研究者としては、近現代の哲学思想史を包括的に研究してきた。日本カント協会前会長、日本フィヒテ協会現会長として近代ドイツ哲学の研究の振興にあたり、近代日本哲学思想や文化交渉史についても多くの論攷がある。また同時に、上智大学グリーフケア研究所の立ち上げに参画して以来、同研究所の所員を務めるとともに、ケアの哲学、身体の哲学、グローバリゼーションの哲学など、現代世界の哲学的問題にも今日まで積極的に関わっている。
上智大学では、コミュニティカレッジ時代から十数年にわたり、識者とともに世界の問題を考える社会人講座を主催。他に放送大学、朝日カルチャーセンター、世田谷市民講座等でも、現実世界と哲学との接点について、社会人の方々ともに考える多くの講座を開講している。また、3.11以降は三陸地域で毎年定期的なケア活動に従事してきた。
文学部哲学科 名誉教授
- 研究プロフィール
- インパクト投資を特徴づける「社会課題解決への明確な意図」「社会的インパクトの計測・可視化・付加性分析」「投資リターン考慮」は企業のSDGs目標達成に向けてのマイルストーン管理やPDCAサイクルの実践と極めて親和性が高い。企業のパーパス経営に基づくSDGs課題への取組みとインパクト志向が「中長期の企業価値向上」や「投資リターンと社会的リターンの両立」につながる道筋を明らかにすることがインベストメント・チェーンの実効性を高める上で重要と考えられる。
上智大学 特任教授(学校法人上智学院 理事)