教員 Researcher
14:海の豊かさを守ろう
- 研究プロフィール
- 特定の有機カチオンとアニオンを組み合わせると、室温で液体となる塩「イオン液体」が得られる。イオン液体は、イオンのみからなる液体であるため静電的な相互作用力が強く、真空下で加熱しても揮発せず、難燃性である。生活環境に飛散しない、繰り返し何度でも使えるという特徴から、地球に優しい“グリーンソルベント”として注目を集めており、イオン液体を用いた高性能蓄電池やセルロース加工技術の開発に取り組んでいる。
理工学部物質生命理工学科 教授
- 研究プロフィール
- 専門は英語教育学。CLIL(内容言語統合型学習)を用いた英語教育が言語学習および内容学習に与える効果について研究をしている。また、発音教育に興味があり、ネイティブの話す英語に限らず、ノンネイティブ英語の特徴を持つ多様な英語である、リンガフランカとしての英語(English as a Lingua Franca)や世界英語(World Englishes)を上手く理解するための英語教育について研究している。
言語教育研究センター 特任准教授
- 研究プロフィール
- Takeshi Ito is a Professor of Political Science at the Faculty of Liberal Arts and Graduate School of Global Studies, Sophia University.
His research explores how the state and market’s control of nature and its resources has shaped social-ecological relations with variegated consequences including marginalization of species, deepening of capitalist relations, and unequal access to resources.
His research interests, lying at the intersection of ecology, capitalism, and the state, include Agrarian and Environmental Change, Political Economy of Development, theories of Hegemony and Resistance, Southeast Asia, and Japan. He has lived and worked in Indonesia and Thailand.
国際教養学部国際教養学科 / グローバルスタディーズ研究科 教授
- 研究プロフィール
- 専門分野は流域環境科学とサステナビリティ学。サステナビリティは環境、経済と社会三つの柱があるが、水は三つの柱をつなげるネクサスである。水の視点から環境、経済と社会を統合的に研究することが出来る。よりよい水の量と質のマネジメントはSDGs達成の重要なカギである。ただし、従来の縦割り学問分野では水問題を根本的に解決できない。学融合アプローチによる水とサステナビリティの関係を研究し、水観点からSDGsへのロードマップを模索している。
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授
- 研究プロフィール
- インパクト投資を特徴づける「社会課題解決への明確な意図」「社会的インパクトの計測・可視化・付加性分析」「投資リターン考慮」は企業のSDGs目標達成に向けてのマイルストーン管理やPDCAサイクルの実践と極めて親和性が高い。企業のパーパス経営に基づくSDGs課題への取組みとインパクト志向が「中長期の企業価値向上」や「投資リターンと社会的リターンの両立」につながる道筋を明らかにすることがインベストメント・チェーンの実効性を高める上で重要と考えられる。
上智大学 特任教授(学校法人上智学院 理事)
- 研究プロフィール
- 専門は平和構築、和平調停、国際関係論。1993年-2004年、NHK報道局ディレクター。企画制作した主なNHKスペシャルに「我々はなぜ戦争をしたのか~ベトナム戦争・敵との対話」(放送文化基金賞)、「イラク復興 国連の苦闘」(世界国連記者協会銀賞)等。退職後、カナダのブリテイッシュコロンビア大学院・政治学科でMAとPhDを取得。2009年からカブールで国連アフガニスタン支援ミッションに勤務、和解・再統合チームリーダーを務める。
2011年より東京大学准教授。2012年8月から2014年8月まで、大学と外務省の人事交流によりニューヨークの国連日本政府代表部の公使参事官。復職後、2016年、上智大学グローバル教育センターに着任。2018年より外務大臣の委嘱による公務派遣で、イラクや南スーダンにも度々訪問し、講演や現地指導者との意見交換などで平和構築への貢献を行っている。
主な著書に”Inclusivity in Mediation and Peacebuilding: UN, Neighboring States, and Global Powers (Edward Elgar 2022)、「内戦と和平~現代戦争をどう終わらせるか」(中公新書、2020年)、"Challenges of Constructing Legitimacy in Peacebuilding: Afghanistan, Iraq, Sierra Leone, and East Timor" (Routledge 2015)、「平和構築~アフガン・東チモールの現場から」(岩波新書 2009年)、「犯罪被害者の声が聞こえますか」(新潮文庫 2008年)、「我々はなぜ戦争をしたのか」(岩波書店 2000年)等
グローバル教育センター 教授
- 研究プロフィール
- 高温多雨なアジア・モンスーン地域における河川水の使用について、河川管理(河川水利)・農業水利の知見を中心とした学際的なアプローチにより、持続可能な未来の実現に関する様々な可能性を検討しています。特に、人間中心主義から自然中心主義への世界的な思潮の変化を踏まえ、人間と水(自然)との関わりがどのように変化し、かつこれから変化していくのかを、里山、霞堤のようなnature-based solutions、水利権の各切り口から調査・研究しています。
グローバル教育センター/グローバル・スタディーズ研究科国際協力学専攻 教授
- 研究プロフィール
- 専門は環境経済学。経済学の分析手法を使って、環境問題の原因を探ったり、有効な対策を考えたりしています。特に力を入れて取り組んでいるテーマは、環境の経済的価値の評価です。環境の経済的価値を評価することができれば、環境保全の便益や環境破壊の費用を経済的に評価することが可能となり、環境政策について費用便益分析等の経済分析が可能となります。また、環境問題の解決には様々な分野の知識が必要になるため、多様な分野の研究者で構成される学際的な研究プロジェクトに参加し、共同研究を行っています。
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授
- 研究プロフィール
- 細胞性粘菌という微生物をモデルにして、土壌微生物の生物間コミュニケーションを理解したいと考えています。土壌では植物由来の有機物を元に細菌、菌類や無脊椎動物などが複雑な生態系を作り出しています。細胞性粘菌は細菌を捕食しますが、菌類、線虫などには捕食される存在です。その生き残り戦略は細胞が発する「言葉」である化学物質による巧みなコミュニケーションによって支えられています。土壌微生物の「言葉」に耳を傾けることによって、土壌の生態系の理解や健全化に資することを目指しています。
理工学部物質生命理工学科 教授