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教員 Researcher

文学部

大橋 容一郎 Ohashi Yoichiro

文学部哲学科 名誉教授
研究プロフィール
哲学の研究者としては、近現代の哲学思想史を包括的に研究してきた。日本カント協会前会長、日本フィヒテ協会現会長として近代ドイツ哲学の研究の振興にあたり、近代日本哲学思想や文化交渉史についても多くの論攷がある。また同時に、上智大学グリーフケア研究所の立ち上げに参画して以来、同研究所の所員を務めるとともに、ケアの哲学、身体の哲学、グローバリゼーションの哲学など、現代世界の哲学的問題にも今日まで積極的に関わっている。

上智大学では、コミュニティカレッジ時代から十数年にわたり、識者とともに世界の問題を考える社会人講座を主催。他に放送大学、朝日カルチャーセンター、世田谷市民講座等でも、現実世界と哲学との接点について、社会人の方々ともに考える多くの講座を開講している。また、3.11以降は三陸地域で毎年定期的なケア活動に従事してきた。
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 10:人や国の不平等をなくそう
文学部哲学科 名誉教授

大川 裕子Okawa Yuko

文学部史学科 准教授
研究プロフィール
専門は東洋史(中国前近代史)で、中国南方の地域開発について水利・農業の側面から研究している。近年は長江下流低湿地を対象として、水利技術書・本草書・農書などの文献記載の分析をもとに、人間が低湿地とどのように向き合いながら歴史を営んできたのかを検討している。関連の研究成果は以下の通りである(「長江下流低湿地における水生植物利用の変遷史」(『東洋史研究』第79巻第4号、2021年、「文献史料からさぐる植物と人間の関係史:中国長江下流におけるヒシ利用の歴史」庄田慎矢編著『アフロユーラシアの植物考古学』奈良文化財研究所、2019年)。
  • 15:陸の豊かさも守ろう
文学部史学科 准教授

永井 敦子Nagai Atsuko

文学部フランス文学科 教授
研究プロフィール
20世紀のフランスで活動した創作者、特にシュルレアリスム運動に関わった作家や芸術家と、その批判者として知られるJ.-P.サルトルやA.マルローの作品を主たる分析対象とする。二度の世界大戦など、それまでの価値観を揺るがす出来事を経験した創作者たちが、失望やジレンマを抱きつつ、どのような手段と方法であらたな人間観、世界観を創造しようとしたかを考察し、そこから現代社会における文化創造を考えるための示唆を得る。
  • 5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 10:人や国の不平等をなくそう
文学部フランス文学科 教授