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教員 Researcher

地球環境学研究科

朴 慧美PARK HAEMI

地球環境学研究科地球環境学専攻 助教
研究プロフィール
地球の周りを定期的に回る衛星にはさまざまな波長帯のセンサーが搭載されており、地球表層のあらゆる状態の空間的な広がりや時間的な移り変わりを記録している。このようなデータは炭素及び水循環の解明に広く使われており、近年地球温暖化や気候変動の研究で重要性が高まるとともに国境を超えたインフラストラクチャーとして共有し合い、発展し続けている。特に、陸域で一番大きい二酸化炭素の吸収源である森林を含む植生域は衛星センサーで探知しやすい特徴的な生態系であるため、二酸化炭素吸収量や放出量を計算するために衛星データが必須となっている。このような背景で昼間には太陽光日射量、気温、湿度など植物の光合成量に影響を与える気象条件に基づいて光合成によるCO2の吸収量を、又夜間には呼吸によるCO2放出量、及び火災による炭素の消失量を計算し、森林の変動に伴うCO2の変化を推定するモデルを構築することを主な研究テーマとして行なっている。研究事例としては、インドネシアの泥炭林、東アジアの森林、奄美大島のマングローブ林などがある。水循環の観点では土壌水分量研究と水質推定などがあり、特に水質はアフリカに展開することを目標に進めている。
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 15:陸の豊かさも守ろう
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
地球環境学研究科地球環境学専攻 助教

織 朱實Ori Akemi

地球環境学研究科地球環境学専攻 教授
研究プロフィール
SDGs2030年目標期限が10年を切ったいま、「SDGsとういうのはよく聞くけど、なに?」「私たちに関係あるの?」という声はいまだ聞こえます。遠い目標のように見えるSDGsも、実は私たちの生活と直結しているのです。専門の廃棄物管理の観点から、よりSDGsを身近に感じてもらうためのワークショップやカードゲームなどを実施しています。
また、自分の研究テーマである「世界自然遺産の価値保全と住民参加」の観点から、フィールでである小笠原、奄美、西表で「持続可能な離島」達成のために、SDGsの具体化として、離島における「持続可能なツアー」を調査研究しています。
今ままで、20年以上、環境と経済の統合、循環型社会、廃棄物と資源の統合、ライフスタイルの変革、こうしたことを論じてきましたが、なかなか人に届かないと感じていたところ、SDGsを切り口に校正することにより共感性が高まっていることを実感しています。ですので、SDGsを切り口により持続的な社会へ変革していくため、自分の今までの研究を掘り下げ、同時に社会へと発信していきたいと思っています。
  • 9:産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 15:陸の豊かさも守ろう
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授

黄 光偉 Huang Guangwei

地球環境学研究科地球環境学専攻 教授
研究プロフィール
専門分野は流域環境科学とサステナビリティ学。サステナビリティは環境、経済と社会三つの柱があるが、水は三つの柱をつなげるネクサスである。水の視点から環境、経済と社会を統合的に研究することが出来る。よりよい水の量と質のマネジメントはSDGs達成の重要なカギである。ただし、従来の縦割り学問分野では水問題を根本的に解決できない。学融合アプローチによる水とサステナビリティの関係を研究し、水観点からSDGsへのロードマップを模索している。
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 6:安全な水とトイレを世界中に
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 14:海の豊かさを守ろう
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授

鈴木 政史Suzuki Masachika

地球環境学研究科地球環境学専攻 教授
研究プロフィール
現在の研究領域は1)企業の環境・エネルギー経営戦略、2)クリーンエネルギー技術のイノベーション・普及、3)気候変動とSDGsのインターリンケージ、4)ESG投資、5)環境問題への取り組みを通した地域社会の発展モデルの検討などです。社会的な便益と企業の利益の両方を考えたBase of the Pyramid(BOP)やCreating Shared Values(CSVs)といった持続的なビジネスモデルにも関心があります。環境経営が研究の専門ですが、政策に近い研究課題も取り組んでいます。
  • 7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 9:産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 13:気候変動に具体的な対策を
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授

安納 住子 Anno Sumiko

地球環境学研究科地球環境学専攻 教授
研究プロフィール
専門は環境衛生学、公衆衛生学、空間情報科学。人為開発による自然改変によって地域・地球環境、さらに、人の健康がどのような影響を受けるかを明らかにするため、人工衛星データ、地理情報システム(GIS)、機械学習、深層学習を応用した研究を行っています。JAXAとの共同研究においては、人工衛星データと深層学習を用いた感染症予測に関する研究プロジェクトに参画し、人工衛星データ応用の新たな価値を見出すことにより、人工衛星データの科学的・社会的意義を高めるための研究も行っています。
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 6:安全な水とトイレを世界中に
  • 9:産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 13:気候変動に具体的な対策を
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授

柘植 隆宏 tsuge takahiro

地球環境学研究科地球環境学専攻 教授
研究プロフィール
専門は環境経済学。経済学の分析手法を使って、環境問題の原因を探ったり、有効な対策を考えたりしています。特に力を入れて取り組んでいるテーマは、環境の経済的価値の評価です。環境の経済的価値を評価することができれば、環境保全の便益や環境破壊の費用を経済的に評価することが可能となり、環境政策について費用便益分析等の経済分析が可能となります。また、環境問題の解決には様々な分野の知識が必要になるため、多様な分野の研究者で構成される学際的な研究プロジェクトに参加し、共同研究を行っています。
  • 7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 14:海の豊かさを守ろう
  • 15:陸の豊かさも守ろう
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授

平尾 桂子Hirao Keiko

地球環境学研究科地球環境学専攻 教授
研究プロフィール
専門は社会学。家族と社会がサステナブルであるためには何が必要かを考えることがテーマです。ジェンダーと環境、気候変動に関するメディア分析、環境問題としての人口問題、異世代間関係などに取り組んでいます。

「家族」(世帯)は社会の最小単位であるとともに、人間の「次世代」(子ども)を生み出す唯一のしくみです。子どもを、社会保障を支える「公共財」としてとらえると、少子化問題と環境問題は、実は構造がよく似ています。どちらも<個人の利益>と<公共財の維持>の相克としてとらえることができるからです。また、自然環境に対する企業の責任が問われていますが、将来の労働者を育成する家族のために企業は何ができるのかという問いを立てることもできます。このような問題群を通じて、人間と自然環境の相互関係を研究しています。
  • 1:貧困をなくそう
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 10:人や国の不平等をなくそう
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 16:平和と公正をすべての人に
地球環境学研究科地球環境学専攻 教授