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上智大学 各スコープ毎の温室効果ガス排出量の2023年度推計結果について(報告)

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これまで、上智大学環境整備グループでは、スコープ1、2の排出量の算定及びインフラに係るスコープ3の推計(主に上下水道・廃棄物)を進めてきました。

今回、これを基に公表する財務諸表等から、残るスコープ3(事業活動による部分)の推計を行いました。

その結果、全体排出量の約6割をスコープ3が占め、続き約3割がスコープ2、残り1割がスコープ1となりました。

この結果を踏まえて、省・創エネルギーの普及と事業活動に伴う排出量の更なる低減に向けて活かします。
また、今後も推計値の精度(カバー率含む)についても、向上を目指します。

<条件>
(1)2022年度の活動量になります。

(2)スコープ1は燃料及び都市ガス使用に伴うものとになります。
 省エネ法(温室効果ガス排出量算定・報告制度)から取得・適用しています。

(3)スコープ2は電力使用に伴うものになります。
  東京電力エナジーパートナーCO2排出係数(2022年)を取得・適用しています。

(4)スコープ3は主に上流を対象にし、財務諸表等から推計しています。
 排出係数は主にグリーンバリューチェーンプラットフォームを使用し、以下を個別に引用しています。
 ・上下水道は、東京都C&T制度における排出係数を引用
 ・廃棄物は、四谷・目白聖母キャンパスを対象とし、LCIデータベース IDEA Version 2.3を引用
 ・交通費は、LCIデータベース IDEA Version 2.3を引用

※IDEAは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門 IDEAラボ一般社団法人サステナブル経営推進機構の著作物です。

(5)現時点では、以下を算定対象外としています。
 ・エアコンからの冷媒漏出による排出量
 ・実験に使用した化学物質が大気中に放出される場合の排出量
 ・学生の通学による排出量
 ・賃借分を除き、投資を含むすべての活動(下流)に関連する排出量
 ・キャンパス外にある学生寮、従量・定額電灯契約分”

<謝辞>
本推計にあたっては、国立大学法人東京大学策定のUTokyo Climate Actionを参考にしました。この場を借りてお礼申し上げます。