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  • 【授業科目】地理的境界と人々の暮らし
    グローバル教育センター 水谷 裕佳 教授

【授業科目】地理的境界と人々の暮らし
グローバル教育センター 水谷 裕佳 教授

  • 10:人や国の不平等をなくそう
  • 16:平和と公正をすべての人に
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
  • 教育・授業

【科目の概要】
この講義では、米国メキシコ国境地域を主な事例として取り上げながら、地理的境界(国境など)を超えた文化や社会、自然環境の広がり、そして人の交流について学ぶ。なお、米国メキシコ国境地域は、米国とメキシコの両側に広がっているが、この授業では米国側の事情が中心的に取り上げられる。
世界の地理的境界地域に関しては、国家間の対立や、戦争、難民といったトピックに関心が向けられがちである。しかしながら、どの境界地域においても、境界が設定される前からそこに居住していた人々がいる。彼らは地理的境界の両側に広がる生活圏の中で日常生活を送り、文化を育みながら暮らしてきた。また、自然環境も、人間が境界線を引く前からそこに存在してきた。
国家や地域の中心部から見れば「周縁」とされる場において、人々はいかなる工夫をこらしながら境界を超えたコミュニティを守ってきたのだろうか。その中で、市民や非営利団体、地方自治体等はどのような役割を果たしてきたのだろうか。本講義では、境界にまつわる分断、対立、抗争ではなく、交流、協働、連帯といった側面に着目して世界を理解する視点を身に着ける。

担当教員

水谷 裕佳Mizutani Yuka
グローバル教育センター