コンテンツへスキップする

国際パラリンピック委員会会長とCEOが来校しました

  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
  • 学院・大学の取組み
  • 課外活動団体

8月25日、東京2020パラリンピックから1年を機に来日した、国際パラリンピック委員会(IPC)アンドリュー・パーソンズ会長とマイク・ピーターズCEOが本学を訪問し、ソフィアオリンピック・パラリンピック学生プロジェクトのGo Beyondと交流しました。

Go Beyondのメンバーが活動を発表

活動にかける思いを発表するGo Beyondの4人

 伊呂原隆学務担当副学長と岡田隆学術研究担当副学長の歓迎の挨拶に続いて、Go Beyondのメンバー4人が登壇。

 まず、初代共同代表の神野帆夏さん(2021外英卒)が、平昌2018パラリンピックの現地視察に参加したことをきっかけに2018年6月に学生プロジェクトを立ち上げたこと、平昌大会の開会式で国籍、性別、言語、身体的特徴などさまざまな違いを超えて皆が一体となる光景がまるで小さな共生社会のように感じたこと、プロジェクト立ち上げへの思いをパーソンズ会長の言葉が後押ししたことなどを熱く語りました。
 そして、活動当初から大切にしている3つのBeyond、「Go Beyond Limits 自分の限界に挑戦する」「Go Beyond Borders 自分と人との見えない境界を超える」「Go Beyond 2020 東京大会のその先へ」を紹介し、東京大会の先を見据えて活動を続けていることを話しました。

学生の発表に耳を傾ける
パーソンズ会長とピーターズCEO

 現副代表の斎藤ましろさん(総グ4)と信岡幸生さん(総社4)、広報担当の桐原明香さん(総社3)は活動内容について発表。毎年オリパラウイークを開催し、パラスポーツ体験やアスリートの講演などを通して学内からオリンピック・パラリンピックの機運を高める活動をしてきたこと、企業や自治体と協働し、多様性理解のための出張授業などを行っていること、コロナ禍でも活動の歩みを止めることなく、オンラインで地方への輪を広げることができたことなどを説明しました。
 また、現在は2024年夏季オリンピックの開催地であるパリの協定校の学生との交流を進めていることもあわせて紹介しました。今後は、「スポーツ×多様性の視点を掘り下げ、東京で開催される2025年世界陸上に携わりスポーツが持つ力を多くの人と共有したい。パラスポーツを通じて共生社会の実現を目指したい」と力強く語りました。

意見交換では会長とCEOからエールがおくられました

学生たちと笑顔で交流

 発表後、金成桃さん(総教3)と大森星空さん(国教2)の2人が加わり、Go Beyondメンバー6人とパーソンズ会長、ピーターズCEO、両副学長による意見交換の時間が設けられました。

 学生の発表を受けてパーソンズ会長から、「皆さんが他者のために行動を起こしたことを称賛したいと思います。それが都や国や組織委員会などに促されたのではなく自らがはじめたことにも感銘を受けました。学生の活動を認めた上智大学も素晴らしい」とコメントがありました。
 ピーターズCEOは、学生がさまざまな学部学科から参加していることに興味を持ち、学生たちに何を専攻しているかを尋ねました。そして自身について「大学で教鞭を執ったり弁護士になったりしたが、今、自分の情熱を注げるパラスポーツが仕事となり本当に幸運です」と話しました。また、「違い」について問いかけ、「違い」は力であるというIPCの考えを改めて伝えました。
 最後に2人から「情熱を持ち続けてほしい」と学生にエールがおくられました。

Go BeyondのTシャツにサインとメッセージ

Tシャツを手に
パーソンズ会長と記念撮影

 懇談後、参加者全員で記念撮影を行いました。パーソンズ会長は、学生からの求めに応じてGo BeyondのTシャツにサインとメッセージを書いた後、笑顔で挨拶を交わしながら会場を後にしました。