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Bridge ~a small step for others by gen Z~

  • 2:飢餓をゼロに
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 10:人や国の不平等をなくそう
  • 16:平和と公正をすべての人に
  • 17:パートナーシップで目標を達成しよう
  • 課外活動団体

ミャンマーでの社会問題について発信、そして支援を行っている学生団体「Bridge Sophia ~a small step for others by gen Z~」の代表である亀田さんにインタビューを行いました。

【取材内容】

1.創立の背景について教えてください

2021年2月1日にミャンマーで起きたクーデターに起因します。ニュースなどで、何も武器を持たない市民に対して銃を行使したりする状況を目にし、このままではいけないと思い、団体を設立しました。クーデター発生の半年後という日本における関心が薄れてきたタイミングで設立したことで、周囲の人々の意識を継続して向けさせることができていると確信しています。

2. どのような活動を行っていますか?

具体的な活動としては、日本語教室、街頭募金、署名活動、ボランティア活動の4つがあります。ミャンマーでは、日本語を学習したい人たちが大勢いますが、現在日本語学校が禁止されているので、学ぶことができない状況です。そんな人たちのために学ぶ機会を提供するためにオンラインで日本語教室を開講しています。また、在日ミャンマー人と協力して募金活動を行ったり、日本政府やミャンマー人と関わりのある企業に対して連盟で署名活動に協力してもらったりしています。さらに、利益の一部をミャンマーに寄付するミャンマー料理店でのボランティア活動も行っています。今後は、ソフィア祭での出展や他団体と公開勉強会を実施していく予定です。

3. 日本語教室ではどのようなことを行っていますか?

初級者向けと中級者向けのクラスがあり、初級者向けではテーマを決めてミャンマーと日本それぞれの視点から日本語で話し合ったりするといった文化交流も兼ねた日本語学習を行っています。例えば、ミャンマーと日本の観光名所について発表したり、それぞれの季節ごとの行事について発表したりします。中級者向けのクラスでは、ディスカッションを通して日本語のアウトプット力・瞬発力を高めるトレーニングを行っています。

4. 活動をしていく中で困難なことは何ですか?

一番の困難点はマンパワーの不足だと感じています。私たちの団体は設立して間もないということもあり、1年生と3年生しか所属していない上に約10名で活動しているので、活動の幅に限りがあることが課題だと思っています。

5. 目標にしているSDGsはありますか?(また、それはなぜですか?)

私たちの活動は主に10の「人や国の不平等をなくそう」と16の「平和と公正をすべての人に」、そして17の「パートナーシップで目標を達成しよう」と大きく関わっていると思います。設立した経緯でも述べましたように、ミャンマーでのクーデターにおける暴力行使を止めたいのがきっかけで活動を始めたので、ミャンマーの平和を守ることと不平等をなくすために在日ミャンマー人や企業などとパートナーシップを組んで問題の解決に尽力しています。また、街頭募金で集めたお金はミャンマーの国内避難民の方々の食料品や医薬品に使われるため、2の「飢餓をゼロに」と3の「すべての人に健康と福祉を」にも貢献していると思います。さらに、日本度教室の活動は4の「質の高い教育をみんなに」と関わっているので、多岐にわたってSDGsにつながる活動を行っています。

6. 読者に伝えたいこと

現在、ウクライナの問題やコロナウィルスの影響によって、ミャンマーで起こっている問題に目を向ける機会があまりないかも知れませんが、この記事をきっかけに皆さんにはぜひ今一度ミャンマーについて考え直していただけたら幸いです。日本がミャンマーに対して何ができるか、日本に住んでいる若者だからこそできることは何かを考えていただくことで、解決の糸口が見つかると思います。そして、ミャンマーについて考えるきっかけになると思うので、今後のソフィア祭での出展やこれから開催する公開勉強会にぜひお越しください!

(学生職員 原田)

学生団体

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