コンテンツへスキップする
  • トップ
  • 取組み事例
  • 【前編】100円朝食 その背景にあるものとは (9-CAFE by PRONTOとサブウェイ インタビュー)

【前編】100円朝食 その背景にあるものとは (9-CAFE by PRONTOとサブウェイ インタビュー)

  • 2:飢餓をゼロに
  • 学院・大学の取組み
  • 社会・地域連携

9-CAFE by PRONTOとサブウェイ

上智大学では朝8時から9時まで、「9-CAFE by PRONTO」のコッペパンや「サブウェイ」のサンドイッチに飲み物まで付いて100円で食べられるということは驚きではないでしょうか。
100円朝食を提供している「9-CAFE」と「サブウェイ」では、学生の健康に加え、環境保護のための努力も展開しているとのことです。真心を込めて作った朝食で、学生の活気に満ちた一日を応援している「9-CAFE」を運営する「プロントサービス」の河嶋さんと瑞原さん、そして「サブウェイ」の店長加藤さんにインタビューをしました。

——現在学生たちの利用状況はどうですか?コロナ前と比べて利用者数の変化などありましたか?

プロントサービス瑞原さん:
現状で毎日70食から100食ほど提供しています。コロナ以前と比べると多少減少している部分はありますが、コロナ禍でもニーズは高く、コロナ前と近い数値です。
これからも学生の皆様が朝早く起きて学校に来る大きな動機として働いていきたいです。

——プラスチックフリーやフードロスを減らすために実践している活動を紹介してください。

プロントサービス河嶋さん:
9-CAFE とサブウェイ、両店とも朝食用に作成したコッペパン、サンドイッチともランチピークにて売り切るようにして、廃棄ゼロを心掛けています。
プロントサービス瑞原さん:
環境問題への対応にはいつも心がけております。9-CAFE ではまず、アイスドリンクに使用しておりますプラカップを廃止しました。ホットドリンクに使用している紙カップを兼用として使用し、プラスチック製品使用削減を行って参ります。
また、プラスチックのマドラーを、脱プラスチックの一環として竹製のマドラーに変えました。
さらに、ストローに関しても、バイオマス25%の基準に合致する植物由来成分配合したものに変更を行いました。
今年の4月から施行されるプラスチック資源循環促進法に基づき、フォークやスプーンなども順次変更予定となっております。また、今年の4月からはマイボトルの利用促進のため、リターナブルタンブラーのご利用者に対して値引き販売を予定しています。

サブウェイ加藤さん:
サブウェイでは、ストローを9-CAFEと同じくバイオマス25%の基準に合致する植物由来成分配合したものに変更を行いプラ削減に努めて参ります。

プロントサービス河嶋さん:
上智大学店での取り組みは、本社でもできるだけ協力したいと考えています。
以前はパスタを提供するときに容器のプラスチックの蓋をつけて提供してきましたが、今は必要とされる人のみに提供しています。これは上智大学店だけのオリジナルな取り組みです。
プロントとサブウェイはどちらも上智の学生の要望と声を反映して、自主的に取り組みを進めていきたいと強く思っています。

——SDGs達成のため店舗でも自主的に色んな工夫をされていましたね。

そうです。今年は特に、「健康経営」というキーワードを掲げて運営していく方針です。健康経営のもとで、従業員はイキイキと働き、人に優しくするなど、人間性を磨いていくことができます。
これまでの利益中心の経営から、健康経営への転換によって、従業員はイキイキかつ主体的に動き、働きがいと利益追求を同時に求めるようになります。やりがいのある環境を従業員に提供し、働きたい人がたくさん集まる場所にすることで、自然にビジネス成長にも繋がります。そういう環境を作っていくことがプロントの今年の目標です。
これからも学生さんとSDGsへのサポートの一環として、「100円朝食」を活発に提供していきたいと思います。

——学生の要望に応えたいとおっしゃいましたが、上智の学生に伝えたいことや、協力してもらいたいことはありますでしょうか?

プロントサービス瑞原さん:
100円朝食で提供しているメニューや、SDGsのための色んな改革などについて、私たちは自信を持って働いています。ぜひ学生のみなさんに積極的に利用して欲しいです。新入生の方や、オンライン授業でまだ学校に来られてない方々にも、今年こそぜひ利用してもらいたいです。
100円朝食のご支援をいただいている後援会会長宗像さんがおしゃっていたように、僕たちも「もうこれ以上出せません!」と悲鳴を上げるくらい来ていただきたいと思います。 

サブウェイ加藤さん:
学生さんたちがサブウェイの目の前のスペースで勉強したり、話したりしているのを見て、 学生の皆さんの生活に私たちがどれだけ寄り添えるかを常々に思っております。
引き続きたくさんご利用いただいて、皆さんの学生生活に寄り添えるような運営をしていきたいと思っております。

(学生職員 オ、原田、清水)