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上智学院中高4校の生徒と上智大生が集う「SDGsアイデアコンテスト」を開催しました

2023年3月21日、上智学院の中高4校に所属する中高生に向けた、SDGsアイデアコンテストを開催しました。当コンテストの目的は、国際的な課題であるサステナビリティに対して生徒たちがアイデアを出し合い、発表する機会を作ることで、今後の社会を担う次世代の成長の場とすることでした。また、上智学院の中高生が同じ志を持って四ツ谷キャンパスに集う初めての試みでもありました。今大会の審査員長を務められたサステナビリティ推進本部長のアガスティン・サリ理事は、冒頭の挨拶にて「これまで交わることのなかった生徒たちが出会い、協働しながら課題に取り組むこの機会は、まさにUAPsの体現である」と述べられました。他にも審査員として、株式会社セブン&アイ・ホールディングス サステナビリティ推進部の鈴木彩子さん、野村亜矢香さん、日本学術振興会特別研究員の須藤玲さん、上智学院サステナビリティ推進本部職員の高松理沙さん、Gender Equality for Sophiaの稲井清香さんをお迎えし、計5名の審査員とともに当コンテストは進行しました。

当日発表された大会のテーマは、「持続可能な社会を共に創る仲間を増やせ!チームワークで考える『未来の学びのアイデア』」であり、生徒たちはどのようにしたら多くの人にSDGsについて関心を持ってもらえるかを考えました。学校と学年を超えた4人の中高生とサステナビリティ推進本部の学生職員1名の5人グループを8つ編成し、複数のワークに取り組みました。

はじめに行ったのは、あらゆる社会課題が記されたマップを用い、SDGsの17のゴールについて関心のあるもの・詳しくないものに分類するワークです。生徒たちがサステナビリティに対して、自分がどの程度包括的に理解できているのかを可視化する機会となりました。その後、より多くの人に仲間になってもらうアイデアを生むため、自分がワクワクする事柄や時間などを書き出すブレインストーミングを行いました。ワークシートをチームメンバーで囲みながら、それぞれの経験や知識をもとに、活発に意見交換をする姿が多く見受けられました。最終的には、チームで決めた1つのアイデアについて磨きをかけるため、実現に必要な人や配慮すべきことなどを考え、全てのチームが時間の限りアイデアを膨らませました。

発表では、地元の博多駅を舞台にしたり、テーマパークに着想を得たりと学生の視点でオリジナリティ溢れるアイデアが次々と提示され、最優秀賞には「人類ゲーム」という持続可能性をテーマにしたボードゲームによる学びが選出されました。学生同士が交流を楽しみながら課題と向き合うことができ、未来へつながる有意義な時間となりました。

当コンテストについて上智学院の佐久間勤理事長は、「学校や学年の垣根を越えて、皆でアイデアを1つにまとめていく姿は、上智にとって象徴的なことである」と語られました。またイエズス会中等教育担当である李聖一理事は、終わりの言葉として一粒万倍日という大吉日に当コンテストが行われたことに触れ、開催への感謝や本企画の今後の展望について話されました。審査員や参加学生からも好評の声を多くいただき、盛況のうちにコンテストは締めくくられました。

(※役職は2023年3月時点のものです)

学生職員 竹内、松本