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wel-bee 〈学生による学生のための福祉メディア〉

  • 1:貧困をなくそう
  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 4:質の高い教育をみんなに
  • 5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 8:働きがいも経済成長も
  • 10:人や国の不平等をなくそう
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 16:平和と公正をすべての人に
  • 課外活動団体

福祉についてフリーペーパーやウェブマガジンを作成し発信しているサークル、wel-beeの代表で社会福祉学科の前田さん、同じく社会福祉学科の副代表の土屋さん、執行さんにインタビューを行いました。

welbeeshuzai

——Q1 wel-beeについて教えてください。

wel-beeは福祉を発信するメディアです。「福祉に全く興味のない学生に、オシャレに楽しく福祉を提案することで興味を持たせ、行動してもらう」ということを目標に活動しています。2010年に社会福祉学科の先輩により創立されたサークルですが、数年間、活動は止まっていました。私たちは学科の授業やボランティアをしていく中で、福祉業界はそのマイナスイメージとは裏腹にとても楽しく、興味深いということを知りました。そのことをもっと多くの人に知ってほしいと思い、このサークルを復活させました。構成員の多くは同じ社会福祉学科の学生ですが、新聞学科や看護学科などの他学部・他学科や他大学の学生も一緒に活動しています。

——Q2 wel-beeの活動を教えてください。

ウェブマガジン、フリーペーパー、SNSの発信の3つが主な活動の軸となっています。

まずウェブマガジンは、施設訪問やインタビューのほか「企画して実行する」ということを行っています。例えば1か月手話を勉強してどこまで覚えられるか「手話チャレンジ」など、福祉を身近に感じてもらえるような記事を書くことを頑張っています。私たちの記事のターゲットは「福祉に興味のない人」と非常に広いので、いろんな記事を書くことで、その記事がちょっと気になったというフックになってくれればいいなと思って書いています。

過去のフリーペーパー

2つ目はフリーペーパーです。ウェブマガジンだけでなくフリーペーパーも復活させた理由は、偶発的な出会いから、福祉に興味がない人にもwel-beeを届けたい! 、と思っているからです。ウェブマガジンやTwitterなどでは、見てくれる人が福祉にもともと興味がある層に偏りやすいので、興味がない人でもつい手に取りたくなるフリーペーパーの作成を心がけています。資金調達はクラウドファンディングで行いました。1週間という短い期間で集まったので、応援してくださる人がたくさんいることを実感しました。少しでも気に留めて、応援してくれた方々には感謝してもしきれないです。

3つ目の軸はSNSです。ウェブマガジンやwel-beeの活動を知ってもらうきっかけとしてSNSは入り口として大きな重要性を持っています。まだ模索中ですが力を入れていこうとしています。

——Q3 自分が考える社会福祉とはなんですか。

前田)自分が考える社会福祉は簡潔に言うと「一人一人が自分らしく過ごすことを目的として社会に働きかけること」です。社会福祉は高齢者や障がい者など、ある特定の対象というイメージがあると思います。しかし必ずしもそこだけに目を向けているわけではなく、例えば医療福祉では対象が患者さんだけでなくケアラーのケアに焦点が当てられことも多くあります。このように対象を定めて社会福祉を定義するのではなく、生きづらさや自分らしい生活に働きかけるのが社会福祉だと思っています。

執行)福祉についてやっていると言うと周りから「いい人そうだね」「優しそうだね」といわれます。おそらくその前提にある考えは「誰かを助けるのが福祉」だと思っているところだと思います。救済というのは「一方的に助ける」という意味合いを含んでいます。現在目指されている福祉は、救うことや支えることだけではなく、共に歩むパートナーとしての福祉という方向性であり、これは私が目指す形でもあります。僕が考える社会福祉は、「一人一人が主人公になれるような社会、自己実現が可能な社会」です。

——Q4 wel-beeが目指すSDGsを教えてください

wel-beeの活動をSDGsとして意識したことは正直なくて、いま改めて考えてみると福祉は全部に関わるな……と思います。強いてあげるとすれば、1「貧困をなくそう」、3「全ての人に健康と福祉を」、4「質の高い教育をみんなに」、5「ジェンダー平等を実現しよう」、8「働きがいも経済成長も」、10「人や国の不平等をなくそう」、11「住み続けられるまちづくり」、16「平和と公正をすべての人に」に貢献しています。

取材の様子

——Q5 wel-beeの活動を通じて感じたことを教えてください。

前田)最初ウェブマガジンとして出発したのですが、意外とこの媒体だと届く人に限りがあることが活動してみてわかりました。逆に、福祉に一切興味がなかった人でも少し知るきっかけがあれば興味を持ってくれる人が意外にも多いことも実感しています。

執行)社会のイメージとの乖離を強く感じています。僕の専門領域は障害福祉なのですが、障害を持っている人のイメージとして、パラアスリートや24時間テレビのドキュメンタリーなどがあると思います。しかし、全員が彼らのようにスポーツができたり、感動にあふれた生活を送っているわけでもないのです。もちろん事実もありますが、それだけを切り取って強調したメディアの今までの動きに疑問を感じます。メディアの活動を通して特別視をなくし、ステレオタイプを払拭していきたいと強く思うようになりました。

土屋)活動を通して人に伝えることの難しさを痛感しています。私はInstagramを担当しているのですが、Twitterなどと異なり、ターゲットである「福祉にあまり興味がない人」の目に留まりやすい媒体なので、そこでいかに興味を持ってもらえる投稿が作れるかがとても難しいです。投稿をきっかけにアカウントのフォローとウェブ記事に飛んでもらうなどのアクションを促したいのですがまだそこまで行けていないというのが現状の課題です。

福祉に関する映画鑑賞の様子

——Q6 これからの目標を教えてください。

短期目標として、フリーペーパーを今年中に発行して多くの人に届けることが第一です。また、SNSのフォロワーを増やしていきたいです。

長期目標としては、wel-beeの発信がきっかけとなって実際にアクションに移す人を増やすこと、そして福祉を自分事にしてもらうことです。

より多くの人に福祉に興味を持ってもらえたら、それぞれ持っている個々の特技や能力が福祉の分野で活用することができ、社会福祉が発展していくと思っています。福祉の視点だけだと行き届かないことが多くあります。福祉に自分の好きが生かせるのでは、と思っていただきたいです。福祉は自分たちの生活にも繋がってくることです。なので、福祉でアクションを起こすことで、自分たちの生活も豊かになっていくと思います。

——Q7 最後に読者にメッセージをお願いします。

「福祉はもっと身近な存在なんだよ!」ということを伝えたいです。普段の生活の中で「これって福祉じゃない?」ということに少しでも気が付いてもらえたら嬉しいです! それをきっかけにもっとアクションを起こしてもらいたいです。

現在wel-beeには現在1年生がいないので、少しでも興味があればぜひ見に来てください! また記事に対するコメントを書く欄があるので、感想など書いてもらえたらとても嬉しいです!記事のシェアもお願いします……(笑)!

Webサイト:https://wel-bee.com/

Instagram:https://www.instagram.com/wel_bee8/

Twitter:https://twitter.com/welbee_8