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【廃棄物に関するお知らせ 第5回リサイクル】

  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 学院・大学の取組み
  • 社会・地域連携

第5回のテーマは「リサイクル」となります。主に廃プラスチックのリサイクルについてお知らせしたいと思います。

1. リサイクル(再利用)の現状

近年、「持続可能な開発目標(SDGs)」が設定されるなどの影響もあってリサイクルに関する意識が高まっていますが、産業廃棄物のリサイクル量は2003年から2020年までそれほど変化していません。

しかしながら、廃プラスチック(お弁当の容器、菓子袋、ビニール袋など)のリサイクルは着実に進んでいます。2005年のリサイクル率が58%であったのに対して、2021年は87%まで上昇しています。

ただし、リサイクル量の75%をサーマルリサイクル(廃棄物を焼却した際の燃焼熱をエネルギーとして利用)が占めている点には注意が必要です。

2. リサイクルの方法

リサイクルの方法は大きく分けて3つあります。

3. ライフ・サイクル・アセスメント(LCA)の重要性

ライフ・サイクル・アセスメントとは、製品の資源採取から原材料製造、加工、組み立て、製品の使用、そしてリサイクル・廃棄にいたるまでのすべての過程における環境負荷(CO2の発生量、エネルギーの消費量など)をまとめて評価する方法のことです。

【リサイクルが環境に良いことかどうかを評価する】

上記の図は廃プラスチックを①リサイクルする場合と②リサイクルしない場合の環境負荷をライフ・サイクル・アセスメントで簡略して表したものとなります。

①リサイクルする場合は分かりやすいのですが、②リサイクルしない場合、a) 廃棄処分したときだけではなく、b) 新品を作る際の環境負荷も考慮する必要がある点を見落としがちです。 「リサイクルしない=その分の新品を作る必要がある」からです(逆に言えば、リサイクルする=その分の新品を作らずに済むからです)。

【ボトルtoボトル】

たとえばペットボトルのリサイクルの場合、原料であるPET樹脂を石油などから一から作るよりも、合成の途中段階まで戻してPET樹脂を新しくつくった方が資源の節約が図れるはずです。

【マイバッグとレジ袋のどっちが環境にやさしい?】

実は、マイバッグとビニール袋を製造・廃棄する際のCO2の排出量はマイバッグの方が大幅に多いことが分かっています。

そのため、ビニール袋(重さ7.22g)よりもマイバッグ(重さ54g)を使う方が環境にやさしいのは、マイバッグを55回以上繰り返し使う必要があります。

(※ビニール袋をごみ袋として利用しないで廃棄処分する場合)

4.リサイクルの目的

リサイクルの主な目的は、①石油などの限りある天然資源の消費を抑制すること、②CO2の排出など環境への負荷を減らすことの2点となります。

そのため、リサイクルをするかしないかは、それによって①新たな天然資源の投入を少なくできるか、②環境への負荷を減らせるかの2点で判断することが大切です。

今回はここまでとなります。次回以降もどうぞよろしくお願いいたします。