コンテンツへスキップする
  • トップ
  • 取組み事例
  • 【授業科目】環境社会学
    地球環境学研究科地球環境学専攻 平尾 桂子 教授

【授業科目】環境社会学
地球環境学研究科地球環境学専攻 平尾 桂子 教授

  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 5:ジェンダー平等を実現しよう
  • 10:人や国の不平等をなくそう
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 教育・授業

【科目の概要】
人間社会とそれをとりまく自然環境との相互作用を社会学的に考察する。モノやエネルギーが市場に取り込まれ、生産活動に使われ、そして廃棄物として排出されるそのプロセスには、市場をとりまく社会構造、制度そして文化が密接に関わっている。本講義ではまず、サステナビリティの概念について理解を深めた上で、今日の環境破壊の根底にある社会構造、制度、文化、そしてライフスタイルを考えていく。環境問題の解決、社会と環境との調和のために、どのような社会システムが望まれるのか。環境問題は誰にとって問題なのか。環境問題の「問題」としての成り立ちも含めて、社会学のツールを使って批判的に物事を考える力を養うことを目的とする。
社会学は疑い深い学問である。一つの問題が問題として立ち現れるとき、「それはなぜ問題か」「それは誰にとって問題か」「これが問題として認識される過程で忘れられる問題はないか」などの問いを発し「問題の本質」にせまることを希求する。問題の本質への理解なしに問題の解決はあり得ないからだ。そのようなスタンスから、この授業では、様々な事例を通して、「問い」を発見することを重視する。また、学生の研究ニーズにあわせて、講義とディスカッションを交えた形で運営をする。受講者の積極的な参加を期待する。

担当教員

平尾 桂子Hirao Keiko
地球環境学研究科地球環境学専攻