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  • 持続可能なファイナンス・ESG投資の研究
    地球環境学研究科地球環境学専攻 鈴木 政史 教授

持続可能なファイナンス・ESG投資の研究
地球環境学研究科地球環境学専攻 鈴木 政史 教授

  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 13:気候変動に具体的な対策を
  • 研究

【研究の概要】
2015年を契機にSDGsと脱炭素は社会の大きな流れとなったが、もうひとつ大きな流れとなりつつあるのがESG投資である。ESG投資は環境(Environment)、社会(Society)、ガバナンス(Governance)の三つの頭文字であるが、これら三つの分野において積極的な企業に投資を行う、または逆にこれら三つの分野に積極的でない企業には投資を行わないというしくみである。世界的には気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD : Task Force on Climate-related Financial Disclosures)の2017年に発表された提言を受けて、日本においては日本の公的な年金の管理、運営を行なっている団体がその仕組みを採用して以来、金融機関を中心に急速に広まっている。本研究を通して国内外の投融資においてESG投資をどのように導入できるか議論する。研究者・実務者が参加する国際的なネットワークであるFuture EarthのFinance&Economics KAN (Knowledge Action Network)と協働して様々なファイナンスの形態を議論すると共に、国内においてESG投資が脱炭素に向けてどのように活用できるか研究する。

【将来の発展性】
脱炭素への動きが加速する今、化石燃料に関連する産業は「座礁資産」と捉えられ、SDGs的な観点でグローバルなサプライチェーンの管理への関心が高まる中、ESG投資のしくみを理解することは非常に重要である。

https://futureearth.org/networks/knowledge-action-networks/finance-and-economics/

担当教員

鈴木 政史Suzuki Masachika
地球環境学研究科地球環境学専攻