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SOPHIAオリジナルマイボトル配布 インタビュー

  • 6:安全な水とトイレを世界中に
  • 12:つくる責任 つかう責任
  • 14:海の豊かさを守ろう
  • 学院・大学の取組み
  • 課外活動団体
  • 学生職員の取組み

今年の1月にソフィアオリジナルマイボトルの配布があったことを知っていますか?
多くの学生が綺麗で、丈夫なマイボトルを活発に利用していると思いますが、このマイボトルは、アルペ寮の学生3人と、上智大学職員が協働し、誕生しました。
企画者の声をお伝えします。

——マイボトル企画について詳しく知りたいです。

本年度、安心安全なグローバルキャンパスの構築を目指して「キャンパスライフ環境向上」の取り組みが行われました。エコロジー、障がい、LGBTQ、ジェンダー・人権、ハラスメント・暴力、健康(心身)、防災などのテーマについて啓発、整備、改善等の検討がなされました。これらの取り組みの中の一つとして、ソフィアオリジナルマイボトルの作製が企画されました。
キャンパスに導入され始めたウォーターサーバーについて知ってもらい、利用してもらうことが目的です。
学生がデザインしたSOPHIAのロゴを、ステンレス製のリユース可能なKlean Kanteeen社製ボトルに印字しました。配布数を大幅に超える応募がありました。


——数多くのボトル会社の中でも、Klean Kanteeen社を選定した理由は?

アルペ寮学部生3人の方:
『Klean Kanteen社では環境に配慮した水筒の販売をしているのと同時に、様々な組織や団体と提携、コラボしているということを知り、今回の上智大学マイボトル作成プロジェクトにおいて取引や交渉等がスムーズに進むのではないかと考えたことが選考の一要因です。
また、ステンレスボトルでのデザインをする上で、シンプルかつ洗いやすさという観点から見てもKlean Kanteen社のボトルはバランスが取れていたため、選定しました。』

職員の方:
『適切なリサイクル・リユースを目指されていて、長期間にわたって使用できるデザインや構造(ステンレスボトル)の物を生産することにより、使用者に出来るだけ長く使用してもらおうと努められています。また、製品のリサイクルは使用者の行動に委ねられる部分もありますが、製品自体はリサイクル可能な素材ができる限り使用されるよう取り組まれています。
また、製造から流通に至る過程の温室効果ガス量が特定されカーボンオフセットに取り組まれています。温室効果ガスに関しては、現在の排出量を把握したり、減らすよう努めておられます。』

——マイボトルの製作と企画において特に気を遣ったところは?

アルペ寮学部生3人の方:
『マイボトルの製作及び企画において、上智大生が長期間にわたって継続して使うためにはどうすればいいかという点については特に気を使いました。まずはアンケートを使用した環境保全に対する意識調査や、学生が求めるデザインに関するデータを集め、アンケートの分析結果を用いて今の上智大生が求めるニーズに合わせてマイボトルを作成するということを行いました。結果的に環境保全の意識向上にもつながり、キャンパスライフの向上にも繋がって欲しいと思いマイボトルの作製を行いました。』

——今回の企画によって貢献できると思われるSDGs目標について教えてください。

SDGs目標6番、12番、14番で成果を上げられると思います。
第一に、6番「安全な水とトイレを世界中に」に貢献できると思います。大学キャンパスのウォーターサーバーをマイボトルでご利用頂くことは、安全な飲料水を無料で入手できることに関連しているためです。
第二に、12番「つくる責任つかう責任」では、できるだけ長期間使用できるボトルのメーカーさんにオリジナルボトルの製作をお願いすることで、使い捨てられる物品をなるべく少なくすることに寄与できると思われます。
最後、14番「海の豊かさを守ろう」とも関わると思います。マイボトルの利用により、海洋プラスチックを減らしていくことに繋がっていって欲しいです。


——マイボトルの配布により、期待される効果は?

学内のウォーターサーバー利用が広まる事。お気に入りのアイテムとしてマイボトルを持って外出する事が習慣となる効果を期待したいです。
また、前述のSDGsとの関連にもあるように、出来る事を一つずつ、みんなで積重ねていくことで、ゴールに一歩ずつ近づいていきたいと思います。

——プロジェクトを終えて、感じたことは?

例えば、学生メンバーがマイボトル作成のために、アンケ—トを取って「喜んで使ってもらえるデザインは何か?」という課題を掲げて取り組んでくれたように、実際にマイボトルを利用して頂く多くの学生さん達に合わせて所謂「学生さんの目線」がこのプロジェクトに加わってくれたことが、とてもよかったと感じています。


——予定している企画はありますか?

現時点では未定ではありますが、今後も身近な出来ることから、そして一人一人の取り組みによって、環境の維持や向上という大きな目標に少しでも近づいていければと思っています。
以上、企画者の声をお届けしました。
使い捨ての使用を避けて、マイボトルを使う、という日常の小さな動きでも、SDGsを実践することができます。
上智大学で実施する「キャンパスライフ環境向上プロジェクト」と、ウォーターサーバーの使用に、在学生の皆様の関心と協力をお願いいたします!

(学生職員 オ)