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Sustainability Christmas, Hatsuho’s session!!~Green Sophia創設者、金城初穂氏とゆる~くサステナビリティを語り合おう!~

  • 4:質の高い教育をみんなに
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2022年12月16日(金)、Green Sophia主催 “Sustainability Days”の初日として、「Sustainability Christmas, Hatsuho’s session!! ~Green Sophia創設者、金城初穂氏とゆる~くサステナビリティを語り合おう!~」が開催されました。

「楽しく仲間と環境活動をしたい」という思いで環境系サークルGreen Sophiaを立ち上げ、現在は世界中を飛び回って環境インフルエンサーとして活躍中の金城初穂さん。

金城さんのこれまでの活動や考え方に触れ、環境に対する自分なりの向き合い方について考えることができるイベントでした。

講演はまず、金城さんの「環境問題」との出会いから始まりました。

最初のきっかけは高校2年生の時に訪れたネパールで、ネパールのゴミ問題を教育の観点から解決するべく活動しているNGOのスタディツアーに参加したことだったそうです。

それ以来、ゴミ問題や環境問題について調べるようになり、先進国が排出してきた二酸化炭素の量や、日本の海外ゴミ輸出の現実を知ったそうです。この時に金城さんは、「アジアパシフィックの環境問題は、先進国のライフスタイルが原因なのでは?」と気付いたと言います。

続いて、金城さんが環境系サークルを立ち上げた経緯について、「3.5%ルール」を引用しながら紹介されました。

「3.5%ルール」とは、社会のうちの3.5%の人が何らかの社会的運動に参加することで、社会変革が起こる法則のことです。金城さんはこの「3.5%ルール」に基づけば、上智大学の500人くらいが変われば上智大学そのものも変わると考え、環境系サークルGreen Sophiaを1年生の時に立ち上げたそうです。現在、Green Sophiaは上智大学の学生だけで80〜100人が所属する大きなサークルになっています。

創設者の思いとして、「Green Sophiaがハードルの高くなりがちな環境問題のファーストステップとなり、自分なりの環境との向き合い方を見つける場になってほしい」と語りました。

そして現在、金城さんは大学を1年休学しフィールドで活動しながら、新しい環境活動を模索しています。

宮城県石巻市の環境優先型ゲストハウスで環境教育とツーリズムを組み合わせた「スタケーション」を運営した経験をはじめ、ゼロウェイストの町として有名な徳島県上勝町での生活、インドネシア・バリ島のエシカルホテルでのインターンシップ、現在滞在しているバヌアツについてのお話など、金城さんにしかできない貴重なお話がありました。今後は、土地ごとのローカルサステナビリティを意識した新しい「環境教育」の模索や、将来的にはグリーンスクール(環境優先型学校)の設立にもチャレンジしたいと語りました。

講演の終わりには「本当に楽しそうだったらみんな真似する。マイペースに、全力で楽しむ環境活動を」という素敵なメッセージで講演が締めくくられました。続くQ&Aセッションでも、「色々な国へ行くための資金はどうしているのか?」「行動力の原点は?」「大切にしている、自分自身に対する価値観は?」「メンバーとの接し方や話し方など、サークルのリーダーとして気を付けていたことは?」など多くの質問があり、金城さんの経験や考え方、価値観を通して終始パッションをもらえるようなイベントでした。

(学生職員 山本)

学生団体

上智大学環境保護サークル Green SophiaGreen Sophia