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上智大学体育会サッカー部SDGs班

  • 3:すべての人に健康と福祉を
  • 6:安全な水とトイレを世界中に
  • 11:住み続けられるまちづくりを
  • 14:海の豊かさを守ろう
  • 課外活動団体

上智大学体育会サッカー部SDGs班に、サッカークリニック、水辺清掃活動、献血活動や使用済みユニフォームのリメイク活動について、インタビューを行いました。

——Q1 設立の背景と主な活動内容を教えてください。

元々大学の授業でSDGsに触れることが多く、大学スポーツはレベルの高さと勝利に向かって貪欲に研鑽を積むことに価値を置く一方で、地域に根付いてスポーツの力で人々のつながりや、感動と熱狂体験を与えることができると感じていました。その中で、私たちの企画力やノウハウは微々たるものだったのですが、地域の中で子供から大人まで多種多様な年代の方がスポーツを通じて交流して楽しむことができるようなインフラを構築したいという思いで設立しました。


——Q2 SDGs活動についてどのような想いを持っていますか。

私たちは「上智大学体育会サッカー部の価値を高める」という理念の元で活動していて、サッカー部の価値とは何かについて考えた際、必ずしもサッカーの戦績のみではないということを考えていました。サッカー部である以上、サッカーという競技を通して他者との繋がりや見ている人に感動を与え、大学と社会に貢献していくところに価値の重きがあると思いますが、無限の可能性を秘める一つの学生組織として別の視点からのアプローチで価値を高めることもできるのではないかと思っています。そこで、上智らしさとも言えるSDGsに目を向け、様々な活動を行っています。
私個人としては、普段の買い物においてマイバッグを持参することや、環境に優しい商品の積極的な購買を心がけています。また、部としては毎週水曜日に開催されるサッカークリニックなどを通した教育面でのSDGs活動にも貢献していると考えています。
私たちの活動は、世界規模で考えた際ちっぽけなものかも知れませんが、まずは私たちが率先して千代田区からあらゆる社会問題に対してアプローチしていくことで、豊かな世界の創造を目指すことができると強く信じています。

——Q3 サッカークリニックについて教えてください。

千代田区の土地柄の弱点として、「運動できる場所が少ない」ということが挙げられると思っていて、スポーツを自由にできない子供たちのために私たちのグラウンドを貸すことで健康促進を図ることができるのではないかと思い、このイベントを始めました。具体的な内容としては、年代毎にカテゴリー分けをし、水曜の15:00~19:00の間で幼稚園生、小学生低学年、小学生高学年と時間帯を分けてプログラムを実施しています。
次回からはブラインドサッカーを企画し、サッカーだけではなくSDGsに関する知識も提供していくこともできればと考えています。

——Q4 水辺清掃活動について教えてください。

SDGs班の活動をしていくにあたり、まずは身近な社会問題からアプローチをしていくべきだと考え、江戸川景観まちづくり団体 水辺環境創造グループ「みずかん」の水辺清掃ボランティアに参加しました。活動をしていく中で、現代社会において少子高齢化や核家族化が進行していることもあり、世代間交流の場や人々が気軽に集まることができる場所の必要性に改めて気がつきました。

——Q5 他にこれまでやってきた活動や、これからやってきたい活動について教えてください。

他に行ってきた活動としては、コロナ禍において日本赤十字社とコラボして実施した上智大学での献血活動や、使用済みのユニフォームをビブスの入れる袋にリメイクするなどの活動です。また、これから頑張りたい活動としては、サッカークリニックの活動範囲の拡充です。
コロナ禍ということもあり、直接的なコミュニケーションを取ることが難しくなっているご時世ではありますが、その中でどのような活動をどれだけやっていくことができるかを日々試行錯誤しながら活動しています。

——Q6 最後に読者に伝えたいことはありますか!

SDGsと聞いて「私が何か行動したところで特に意味はないし…」というふうに思う人が多いと思うのですが、果たして本当にそうなのかということを考え直していただきたいです。私たちは、常に自分たちに何ができるかということを考えながら実行しています。こうした小さなことの積み重ねがより良い社会への鍵だと思うので、読者の皆さんも自分にできることから始めていってほしいです。そうした行動が新たな出会いや学びに繋がるのではないかと考えています。

(学生職員 原田)

学生団体

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